hidew 2006.04.15
#1217 盤上のテロリズム
盤上のテロリズム
#1216
打つところがなくなるまでこれを続ければ400手を超え、対局者Zは次の試合に参加することはできなくなるでしょう。
この場合、大会運営者はいかなる犠牲を払ってでも「対局者乙が次の試合に参加できるように」すべきです。
甲の行為は盤上のテロリズムとも言うべきもので、ルール論以前の問題ですが、理屈をつけて断罪するのは確かに難しいかもしれません。ただ、ここまで特異なケース*1 を考慮に入れると訳のわからないルールになってしまうので、これは審判預かりでいいと思います。
ルール上の論点としては一応、次の点が挙げられます。
- 「持ち時間10分秒読み30秒」という設定の所を「持ち時間30分秒読み4秒」というように変える。
- 下位の対局ほど時間を短く、上位の対局ほど時間を長く割り振っておく。
- 過去に大幅な時間超過の前科がある人(悪意はなくても長い人はいる)の対局だけ秒読みを短くする。
- そもそも最初からスケジュールにゆとりをもたせるために予選やレーティングなどを活用する。
*1 勝ちたいという欲求すら失って、迷惑をかけることだけが目的になっている。多くの碁打ちにとって全く合理的ではない。単なる怨念だけの世界。